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脂肪吸引・豊胸の手術前はピルの休薬が必要?血栓症のリスクや生理と被った場合の対応

「ピルを飲んでいても脂肪吸引や豊胸はできる?」「手術当日に生理が来てしまったら?」という女性特有の疑問について解説します。安全に手術を受けるために欠かせないピルの休薬期間や、生理中の対応について正しく知っておきましょう。

脂肪吸引・豊胸の手術前は「ピルの休薬」が必要です

カウンセリングで女性の患者様から非常に多く寄せられるのが、「ピルを飲んでいても手術はできますか?」というご質問です。

結論からお伝えすると、ピルを内服中の方は、手術の前後に一定期間お薬をストップ(休薬)していただく必要があります。

これはクリニックの決まりというだけでなく、患者様のお命や健康を守るための医学的に非常に重要なルールです。なぜ休薬が必要なのか、その理由と期間の目安について解説します。

なぜピルをお休みする必要があるの?(血栓症のリスク)

ピルを内服していると、副作用として血液がドロドロになり固まりやすくなる「血栓症(けっせんしょう)」のリスクが通常よりもわずかに上がります。

さらに、脂肪吸引や脂肪豊胸などの手術を受けた後は、ベッドで安静にする時間が長くなったり、圧迫着で身体を固定したりするため、普段よりも血流が滞りやすい状態になります。 「ピルの内服」と「手術後の安静」が重なることで、足の静脈などに血の塊ができる「深部静脈血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)」を引き起こす可能性が高まるため、事前の休薬が必須となります。

【過剰に怖がる必要はありません】 「血栓症」と聞くと怖いイメージを持たれるかもしれませんが、ピルを飲んでいるからといって必ず発生するわけではありません。実際の発症確率は1万人に数人程度と言われており、確率自体は決して高いものではないのです。 しかし、美容医療は患者様の健康な身体があってこそ成り立つものです。万が一発生した際のリスクを「限りなくゼロ」に近づけ、何よりも安全に手術を受けていただくために、当院では念のための休薬をお願いしております。

休薬期間の目安は「術前4週間〜術後2週間」

ピルの種類やクリニックの方針によっても多少異なりますが、一般的な休薬期間の目安は以下の通りです。

  • 手術前: 手術日の約4週間(1ヶ月)前からストップする
  • 手術後: 術後2週間ほど経過し、体調が落ち着いてから再開する

【休薬期間を長く設けるのが難しい場合は?】 「休薬すると生理痛や体調不良がひどくて辛い」「日程の都合上、どうしても規定の休薬期間が短くなってしまう」という方もいらっしゃるかと思います。 当院では、体調の兼ね合いなどで十分な休薬期間を設けるのが難しい場合、万が一の血栓症のリスクについてしっかりとご説明し、ご納得いただいた上で、専用の「同意書」にご署名をいただければ手術をご案内することが可能です。お一人で悩まずに、まずはカウンセリングの際にご相談ください。

※注意点 月経困難症や子宮内膜症の治療目的(保険適用)でピルを処方されている方は、自己判断でストップせず、事前に「脂肪吸引の手術を受けるため休薬が必要と言われた」とかかりつけの婦人科医にもご相談ください。

手術日と「生理」が被ってしまったらどうなる?

ピルを休薬したことで生理周期がズレてしまったり、もともと予定していた手術日と生理がピッタリ重なってしまったりすることもありますよね。

生理中でも手術自体は「可能」です

「生理が来たら手術はキャンセルになりますか?」と心配される方もいらっしゃいますが、基本的には生理中でも脂肪吸引や脂肪豊胸の手術は可能です。太ももやお腹など、デリケートゾーンに近い部分の脂肪吸引であっても問題ありません。

ただし、当院では手術中の衛生管理を徹底し、広範囲の消毒などを安全に行うため、生理と重なった場合はご自身で「タンポン」をご着用いただくルールとしております。 タンポンをご使用いただいた上で、クリニックで用意している使い捨ての紙ショーツを履いていただきます。看護師がしっかりと配慮しながら準備をサポートいたしますので、恥ずかしがらずにスタッフへお伝えください。

貧血が強い方・体調がすぐれない方は要注意

生理中でも手術は可能ですが、脂肪吸引は物理的に脂肪を取り除くため、術後は一時的に貧血気味になりやすい状態です。 そこに「生理による出血」が重なると、普段よりも立ちくらみやめまい、だるさなどの貧血症状が強く出てしまう可能性があります。

もともと生理痛がひどい方や、貧血の診断を受けている方、当日の体調が著しく優れない場合は、無理をして手術を受けると術後の回復(ダウンタイム)に悪影響を及ぼすことがあります。不安な場合は、カウンセリング時にご相談ください。

安全第一で理想のボディラインを叶えるために

美容医療は、患者様の健康第一です。

「ピルを飲んでいることを隠して手術を受けたらどうなるだろう?」 「休薬すると生理痛が辛いから、黙っておこうかな」

確率は低いとはいえ、こうした自己判断は万が一のトラブルを引き起こす原因になります。当院では、患者様の安全を何よりも最優先に考えておりますので、ピルをはじめとするお薬の服用歴や、ご不安な身体の症状については、カウンセリングの際に必ず正直にお伝えください。

お一人おひとりのお身体の状態に合わせて、最も安全で負担の少ない手術のスケジュールを一緒に計画していきましょう。

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医療法人吉春会 理事長

西村 秀典

はじめまして、医療法人吉春会 ヴェルトラクリニック理事長の西村です。 「ヴェルトラクリニック」という名前はドイツ語の’vertrauen’という言葉が由来です。信頼、信用という意味があり、信頼や信用を大切にするクリニックでありたいとの思いでクリニック名を決めました。 当クリニックでは、売り上げのことばかり考えて、効果のない治療や必要のない治療を勧めることはいたしません。患者さまの悩みやご希望をしっかりとお伺いし、必要な治療だけをご提案いたします。強引なセールスや契約を迫るようなことも致しません。当クリニックのことを信頼していただいた方だけに、治療を受けていただきたいと考えています。 当院が提供する美容医療を通して、皆様が人生をよりハッピーに過ごせるようにお役に立てれば幸いです。 ヴェルトラクリニックで治療をして良かった、と喜んでいただけるように精一杯頑張ってまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。

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